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JAPAN RUGBY LEAGUE ONEジャパンラグビーリーグワン

第14節
2023
4.8SAT
14:40
岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜県)
53
27 前半 5
26 後半 0
5
T G PT PG DG T G PT PG DG
4 2 0 1 0 前半 1 0 0 0 0
4 3 0 0 0 後半 0 0 0 0 0
ゲームレポート

試合経過

  • トライ
  • コンバージョンゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • ゴール失敗
  • イエローカード
  • レッドカード
トヨタヴェルブリッツ 三菱重工相模原ダイナボアーズ
彦坂 圭克 2'5-0
ティアーン・ファルコン 2'5-0
吉田 杏 10'10-0
ティアーン・ファルコン 11'10-0
ティアーン・ファルコン 20'13-0
吉田 杏 21'13-0
22'13-5 坂本 侑翼
24'13-5 マット・トゥームア
福田 健太 27'18-5
ティアーン・ファルコン 28'20-5
38'20-5 タウモハパイ ホネティ
チャーリー・ローレンス 38'25-5
ティアーン・ファルコン 39'27-5
前半終了
0'27-5 鶴谷 昌隆→ティモテ・タヴァレア
髙橋 汰地 8'32-5
ティアーン・ファルコン 9'32-5
マイケル・アラダイス→アイザイア・マプスア 14'32-5
福田 健太→茂野 海人 14'32-5
16'32-5 細田 隼都→坂本 駿介
16'32-5 石井 智亮→蜂谷 元紹
16'32-5 宮里 侑樹→安江 祥光
ウィリー・ルルー→ロブ・トンプソン 25'32-5
彦坂 圭克→加藤 竜聖 25'32-5
崔 凌也→木津 悠輔 25'32-5
25'32-5 カーティス・ロナ→トージュニア ヴァエガ
25'32-5 坂本 侑翼→佐藤 弘樹
姫野 和樹 25'37-5
ティアーン・ファルコン 26'39-5
ピーターステフ・デュトイ→ウィリアム・トゥポウ 28'39-5
三浦 昌悟→淺岡 俊亮 28'39-5
岡田 優輝→山口 修平 28'39-5
30'39-5 タウモハパイ ホネティ→関本 圭汰
30'39-5 岩村 昂太→柴田 凌光
髙橋 汰地 35'44-5
ティアーン・ファルコン 36'46-5
ロブ・トンプソン 40'51-5
ティアーン・ファルコン 40'53-5
後半終了

メンバー

  • IN
  • OUT
  • CAPTAIN

スターティングメンバー

トヨタヴェルブリッツ 三菱重工相模原ダイナボアーズ
FW1三浦 昌悟FW1細田 隼都
2彦坂 圭克2宮里 侑樹
3崔 凌也3石井 智亮
4秋山 大地4リンディ 真ダニエル
5マイケル・アラダイス5ウォルト・スティーンカンプ
6吉田 杏6鶴谷 昌隆
7姫野 和樹7坂本 侑翼
8ピーターステフ・デュトイ8エピネリ・ウルイヴァイティ
HB9福田 健太HB9岩村 昂太
10ウィリー・ルルー10マット・トゥームア
TB11ヴィリアメ・ツイドラキTB11タウモハパイ ホネティ
12チャーリー・ローレンス12ヘンリー ブラッキン
13岡田 優輝13カーティス・ロナ
14髙橋 汰地14奈良 望
FB15ティアーン・ファルコンFB15石田 一貴

リザーブメンバー

16加藤 竜聖16安江 祥光
17淺岡 俊亮17坂本 駿介
18木津 悠輔18蜂谷 元紹
19アイザイア・マプスア19ティモテ・タヴァレア
20ウィリアム・トゥポウ20佐藤 弘樹
21茂野 海人21柴田 凌光
22ロブ・トンプソン22トージュニア ヴァエガ
23山口 修平23関本 圭汰

ゲームレポート

第14節マッチレポート

今季最後のホストゲーム、
相模原DBに雪辱果たす。

 リーグワン第14節は4月8日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催され、トヨタヴェルブリッツは三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)に53-5で勝利。12月25日の第2節で25-27で敗れた雪辱を果たし、6位に浮上した。

      ●

 今季最後となるホストゲーム。長良川競技場は日差しこそあるものの、冷たい風が頬を刺す肌寒い天候。そんな中、トヨタは最初から最後まで淡々と組織プレーを貫いた。前後半それぞれ4トライ。最後の10分も、最初の10分と同様に攻め続ける、安定した戦いぶりだった。

 1本目のトライは開始2分。相手ゴール前ラインアウトモールで一気に押し込んだ。グラウンディングしたのはHO彦坂圭克。TMO判定の結果、トライと認められた。

「本当はもっときれいに押せると思ったんですが、うまくモールが組めなくてあんな感じになって、ドキドキでした(笑)。取り切れてよかったです」(彦坂圭)

 その8分後、2本目のトライを決めたのはFL吉田杏。WTB髙橋汰地が自陣から相手の間を力強く走り抜け、30㍍近くゲインする。捕まるとすぐにボールを繋いで、最後は吉田杏がタッチライン際を力走。相手2人を跳ね飛ばし、3人目をひきずりながらインゴールに飛び込んだ。

「ランニングとコンタクトという自分の強みを出せた」(吉田杏)

 相模原DBは12月25日の第2節、
ビジターゲームで25-27と黒星を喫した相手。リーグワンの序盤、旋風を巻き起こした。この日もその結束は変わらず、激しく前に出た。前回の対戦ではそこで押し込まれていたが、今回は逆に一人目が相手を押し込み、2人目以降のサポートも素早かった。結果、トヨタのペースで試合は進んだ。

 相模原DBのグレン・ディレーニーHCは「相手が最初に2トライを挙げ、その後、勢いを取り戻すことができなかった」と振り返った。

 最終スコアは53-5。待望の勝ち点も獲得して、得失点差もプラスに。

一気に順位も6位と上げた。

 FL姫野和樹共同キャプテンは「前回の対戦では一貫性が伴っていなかった。小さなことで妥協したり、相手によって自分たちが左右された。それが反省点。今回は、しっかり自分たちにフォーカスして、一貫性を持ったパフォーマンスが出せた」と振り返った。

 象徴的だったのが、最初のトライの起点となったラインアウトモール。

「FWは自分たちの強みでもある。あそこは主導権を握る大事な場面。いいプレー選択だったし、そこでトライをとりきれたのはチームの成長をすごく感じる」と姫野共同キャプテン。

 成長が見られたのはラインアウトも同様だ。直近の試合で好機を逸していたが、この日は安定。自陣ゴールを背にした状況で、相手ボールをスチールする場面もあった。

「ラインアウトは分析通り相手にプレッシャーをかけられた」(彦坂圭)

 うまくいかなかったところを把握し修正、実践する成長のサイクルも戻ってきた。

「自分たちのやることが明確になって、同じ方向を見られるようになった」(彦坂圭)

 彦坂圭は現在9トライ。トライランキング4位につけ、FWではHOマルコム・マークス(S東京ベイ)と並んでトップを走る。

「僕のトライは、完全にFWのおかげなんで」

 コメントもチームの充実を表す。

 2本目のトライを挙げるなど攻守に存在感を発揮したFL吉田杏は、メンバー入りは第11節の花園L戦以来。先発も、2月4日の第7節のS東京ベイ戦から遠ざかっていた。

「自分のパフォーマンスが悪くてメンバーから外されたわけじゃない。トヨタだけではなくて、どのチームも3列の競争が激しい。そこで日本人選手が頭角を現さないといけないと、自分自身思っている。今日、出てない古川聖人(FL)の悔しさも分かってる。日本人メンバーを含めた代表として、しっかりプレーできたかなと」

 激しいポジション争いが、より試合に出る価値を高めていく。

「残り2試合、しっかりと勝って終わりたい」(彦坂圭)

 それは全員の総意でもある。

(試合説明)

①後半25分にトライも決め、今季初のMOMに選ばれた姫野和樹共同キャプテン

後半25分にトライも決め、今季初のMOMに選ばれた姫野和樹共同キャプテン

②前半10分、力感にあふれたFL吉田杏のトライ

前半10分、力感にあふれたFL吉田杏のトライ

③SH福田健太も前半27分、パスすると見せかけ自らトライを決めた

SH福田健太も前半27分、パスすると見せかけ自らトライを決めた

④FB/SOウィリー・ルルーはキヤノン在籍中のトップリーグ時代から、通算50試合出場

FB/SOウィリー・ルルーはキヤノン在籍中のトップリーグ時代から、通算50試合出場