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MIRAI MATCHミライマッチ

2023
1.29SAT
11:30
コベルコ神戸スティーラーズ灘浜グラウンド(兵庫県)
19
19 前半 12
0 後半 31
43
T G PT PG DG T G PT PG DG
3 2 0 0 0 前半 2 1 0 0 0
0 0 0 0 0 後半 5 2 0 0 0
ゲームレポート

試合経過

  • トライ
  • コンバージョンゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • ゴール失敗
  • イエローカード
  • レッドカード
トヨタヴェルブリッツ なし

メンバー

  • IN
  • OUT
  • CAPTAIN

スターティングメンバー

トヨタヴェルブリッツ なし

ゲームレポート

神戸Sに後半逆転負け。

新人SH田村魁世、13か月ぶり復帰

 ミライマッチ第4戦は1月29日、コベルコ神戸スティーラーズの灘浜グラウンドで行われ、ミライチームは19-43で逆転負けした。

       ●

 前半12-19、後半0-31。スコアは風の影響を強く受けた。

 先制したのは神戸S。開始3分、スクラムを起点にFB井関信介が左隅に飛び込んだ。

 その後は風上のトヨタがキックを使い、エリアを優位に進める。9分、敵陣ゴール前ラインアウトからSH梁正秋主将がサイドをつき、CTBロブ・トンプソンがショートキック。WTB中野剛通が抑え、5-5の同点に。FWが接点で激しくプレッシャーをかけ、ダブルタックルも奏功。前日のリーグワンを12人でしのぎきった勢いはこの日も続いていた。

17分にはスクラムからサイド攻撃でNO8タウファ オリヴェ、28分にはCTBロブ・トンプソンがトライ。19-7と差を広げる。前半終了直前、神戸Sがトライで差を詰め、19-12でハーフタイムに。

 後半、今度は風上の神戸Sがエリア獲得で優勢に立ち、トヨタは自陣でディフェンスする時間が長くなる。ペナルティも増え、もどかしい流れを断ち切れない。5分、10分と神戸Sに連続でトライを奪われ、19-22と追う立場に。

 25分過ぎ、ようやく相手陣22㍍に入るも、反則で再びエリアを戻される。35分には7トライ目を許し、19-43に。終了直前、相手ゴール前に攻め込み、ラインアウトからトライを狙うがノックオン。後半は無得点に終わった。

 李正秋主将は「前半はエリアをしっかり取ってディフェンスできた。後半は風下でハイボールを多めにいこうと言ったんですが、あまり実行できなかった。どのタイミングで蹴って、どう持っていくかはBk全体として考えないといけない」

 ブレイクダウンは健闘したが、セットプレーで優位に立てなかったことも苦戦を招いた。

 この試合で、ルーキーSH田村魁世が後半20分に李主将に代わって交代出場。デビューを飾った。

 同志社大学時代はSH、SOをこなし、4年時は共同キャプテン。トヨタに入社後、昨年5月に以前から痛めていた肩を手術。その後は長くリハビリが続いていた。フルコンタクトの練習に復帰したのは1か月前のこと。試合に出るのはおととし12月26日の大学選手権準々決勝の帝京大戦以来、13か月ぶり。

「長かったです。やっぱりラグビーは楽しいです」

 待ち望んだ実戦に笑顔がこぼれた。大学時代から体調管理には人一倍気を配っている田村だが、リハビリ中にコンタクトを考え2~3㌔体重を増やした。

「ブランクがあったので、試合感覚はまだ...。これから感覚を戻しながら、身体も少しずつ絞っていきたい」

 これまでSHは茂野海人、福田健太、梁正秋の3人がフル稼働。ミライマッチではリザーブ不在のこともあり、復帰が待たれていた。

 シーズン中盤、選手のコンディション調整に気を遣う時期だが、この日は両チームともメンバーが揃い、15人制の40分ハーフで行われた。

「いくら実戦形式で練習しても、試合になるとスピード感が違う」(田村)

 実戦が成長を促す。この日、対戦した両チームの選手たちがリーグワンで相まみえる日を待ちたい。

[写真説明]

①前半9分、トライを決めたWTB中野剛通

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②チーム2本目のトライはNO8タウファ オリヴェ

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③安定感あふれるプレーを見せたFL吉田杏

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④ルーキー6人のうち前日の試合に出たヴィリアメ・ツイドラキを除く5人が出場。左から丸山凜太朗、和田悠一郎、田村魁世、百地龍之介、小池隆成

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