2023/05/17
「パラ陸上」を特集した5月12日のトヨタイムズスポーツは、6人のトヨタアスリートが出場した日本選手権を取材。世界パラ出場を目指してしのぎを削る様子を伝えた。スタジアムの外では、佐藤圭太選手が自身の走りを絵で表現したアーティストと交流。絵に込められた想いとは? 見どころ満載のパラ陸上は、岐阜で開かれるジャパンパラ陸上競技大会(ジャパラ)にも注目だ。6月10・11日は現地で観戦しよう!
1回目は大ジャンプを見せ、派遣標準記録にあと5cmに迫る6m92。だが、本人が「6m97飛べばいいところを、そこじゃない数字を追いたくなった」と振り返るように、イメージしていた展開にズレが生じてしまう。残り5回は、1回目を超えることができなかった。
競技直後はスタンドの声援に応えながらも、悔し涙を見せていた芦田選手。インタビューでは冷静に自身の状態を分析し、気持ちを切り替えていた。今回はどんな“芦田語録"が飛び出したのか、注目の談話は12:11から!
パラアルペンスキーで数多くのメダルを獲得している村岡桃佳選手は、今年も二刀流に挑戦。女子T54車いす100mと400mに出場した。100mでは一気に加速して後続を引き離したが、自らの持つ日本記録には及ばず、まだまだ納得のいかない表情だった。
「その先を見据えてというか、もっと高いところを目指したいと思って、二刀流の継続を決意したというのがあるので。もどかしいところはあるんですけど、今は耐える時。この競技特性だから感じる部分かも」と語る村岡選手に、森田キャスターが「そういうのが好きそうです」と切り込んだ。
「好きか嫌いかで言われたら、好きではないかもしれないけど、嫌いじゃない」と、とびきりの笑顔で答えた村岡選手のインタビューは、19:38から!
インタビューでは、ロンドンの街にパラ競技が文化として根付いていることがわかるコメントも。オールラウンダーの鈴木選手が、今後どの種目で世界に挑んでいくか楽しみだ。
森田キャスターは、スタジアムで選手を探す豆知識も披露。鈴木選手は筋肉ムキムキの上半身、村岡選手は鮮やかなピンクのレーサー(競技用車いす)で見つけやすいという。
インタビュー後には、義足の小学校6年生の女の子が佐藤選手に話しかけてきたそうだ。佐藤選手と女の子の心温まるエピソードは31:27から。
今回登場したアスリートたちが出場するジャパラは6月10・11日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催。森田キャスターは「ぜひとも現地に行って、ワントヨタで応援していただきたい」と呼びかけていた。
視聴者からは「競技場によく行くけど、パラ陸上見るのはまた新鮮」といった感想が寄せられ、村岡選手本人も「自分が試合している時はなかなか他の選手の試合状況まで見れなかったりするので嬉しいです!」とコメント。今回は番組内でも多くの視聴者コメントが紹介された。
時間の都合で紹介できなかった短距離の石田駆選手、やり投の高橋峻也選手は、来週の特集後編でお送りする。イタリア遠征帰りの石田選手は、満を持してスタジオに初登場!
毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2023年5月19日)は、パラ陸上特集の後編。「イシダン」の愛称でおなじみの石田選手からは、地元・岐阜の情報が聞けるかも。ぜひ、お見逃しなく!
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