2023/05/24
前回に引き続き「パラ陸上」を特集した5月19日のトヨタイムズスポーツは、男子T46の100m日本記録を持つ石田駆選手がスタジオに初登場。地元の岐阜で6月10・11日に開かれるジャパンパラ陸上(ジャパラ)、さらには世界パラ陸上での活躍を誓った。番組の最後には特技のピアノを披露、演奏したのはもちろん、あのアーティストの曲だ!
まずは、4月末に森田京之介キャスターが取材したパラ陸上の日本選手権の振り返りから。石田選手は100mで好スタートを見せ、自身の持つ日本記録(10秒94)に迫る11秒00で優勝した。
インタビューでは「後半で力んで上半身がぶれてしまって、再加速するはずの場所でスピードが伸びなかったところが課題。世界選手権の内定は取ることができましたので、スタート地点には立てました」と振り返っていた。
高橋選手のやり投は、1投目で57m61を記録。4投目でライバル選手に逆転されると、再逆転することはできなかった。国内では約1年半ぶりの敗戦になったが、「接戦になっていい経験ができた」と前向きに語る。
「自分のフォームを崩してしまった。世界選手権などでは負けている状態が多いと思うので、そこからどう逆転するかがカギになってくる。どんどん自分にプレッシャーをかけて練習していきたい」と、インタビューに答えていた。
高橋選手は石田選手の1年先輩で、一緒に食事することも多い仲。高橋選手が「先輩後輩でもあるんですけど、ライバル関係かなと思っています」と話すと、石田選手も「会社を盛り上げたいとか、世界の陸上界を盛り上げたいという気持ちはありますから、僕も頑張らないと」と答えた。ライバルと言われてうれしそうな石田選手が印象的な、2人のインタビューは17:25から!
ジャパラに向けては、高橋選手が「職場の方々も応援に行くぞと言ってくださるので、石田以上にいい記録を出せるよう頑張ります」と決意表明。2人で拳を重ねて、健闘を誓い合った。
パラアスリートに負けじと、パリ2024オリンピックを目指す円盤投の湯上剛輝選手、棒高跳の山本聖途選手は、6月に大阪で開かれる日本選手権に出場する。2人にもオンラインでインタビューに答えてもらった。
湯上選手は3月中旬から約1カ月間、スウェーデンで合宿を行い、手ごたえを感じている。「今年の日本選手権は優勝、そして日本記録、誰にも抜かれないようなとてつもない記録をマークして活躍したいと思います」と話していた。
春先のスウェーデンは予想以上に寒かったそうだ。氷の池に入ってアイシングをこなす湯上選手は、やはり超人的だ。最後にお約束のポーズが見られるインタビューは30:40から。
ジャパラに向けて気合いも十分の石田選手。「先に日本記録を更新してから、世界パラに行ってもらっていいですか」と森田キャスターが聞くと、「その方が気持ちいいですね!」と即答。国内での記録更新にも期待が高まる!
視聴者からは「試合前の験担ぎは?」という質問も。石田選手は「車の運転がリラックスというか、大好きな車(ハリアー)で試合に向かうのがすごく楽しみ」と、自動車メーカー社員として100点の回答を見せていた。
番組終盤、ピアノの生演奏を期待する多くのコメントに応えて、ついに石田選手の前にキーボードが登場。石田選手は緊張しながらも、Official髭男dismの「Subtitle」を見事に演奏した。音楽番組をほうふつさせる“イシダン"の生演奏は57:10から!
いよいよ5月27・28日に迫ったスーパー耐久の第2戦、富士24時間レース。トヨタイムズスポーツでは今年も、24時間生中継を27日14時から実施する。レースの模様や車載映像はもちろん、ラジコン企画なども予定しており、全力を挙げて放送する。
そして、毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信してる通常放送の次回(2023年5月26日)は、富士24時間の超直前特集。富士スピードウェイから特別に、ドライバーやピットの様子などをお届けする。ぜひ、お見逃しなく!
パラ陸上競技
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