2024/07/19
生年月日:1989年4月30日
出身地:島根県
出身校:出雲高校
趣味:写真撮影
テニスを始めたのは小学5年くらいの頃。「ボールが芯に当たって飛んでいった時の感触をよく覚えている」と話す。高校時代はインターハイを目指すほど夢中になり、テニスに打ち込んだ。病気になったのは高校3年生のとき。テニスのプレー中、膝に痛みが出た。骨肉腫だった。処置が遅れると命に関わるため、次々に治療が進められた。当時の心境について「自分の気持ちや意思を置き去りにしたまま周りだけが進んでいく。ものすごく苦しかったのを覚えている」と思い返す。
大好きなテニスができなくなり、絶望した時期もあった。そんな中、三木が生きることに前向きになれるよう、担当医師が見せてくれたのが北京大会でプレーする国枝慎吾選手の試合映像だった。「テニスできるじゃん」。思わずそう思った。それが車いすテニスとの出会いだった。
ロンドン大会から4大会連続の出場になる。リオ大会ではダブルス4位に入ったが、パリ大会ではシングルスとダブルスで金メダルを狙う。自身の姿を通し、「どんな境遇でも目標に向かっていいと感じてもらえるようなプレーをしたい」と4度目の出場を心待ちにしている。
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