2024/12/03

パラ陸上・鈴木朋樹 第43回大分国際車いすマラソンに出場(11月17日)


メダリストとして凱旋レース


パラ陸上マラソンの鈴木朋樹(30)が11月17日、第43回大分国際車いすマラソンに出場した。パリ2024パラリンピックの男子マラソン(T54車いす)で銅メダルを獲得した鈴木。メダリストとして、フルマラソンでの日本凱旋レースとなった。

歴史ある大分国際車いすマラソン


大分国際車いすマラソンは、世界で初めての「車いすだけのマラソンの国際大会」との位置付けで1981年にスタート。以来、毎年開催され、40年を超える伝統の大会として、国内外から高い評価を受ける。今大会は13か国・地域の190名が出場した。

パリでのライバルと再戦


注目は、パリでメダルを争った鈴木と金華(銀メダル)との再戦だ。レースは、鈴木が先頭を走り、その後ろを金華がマークする展開に。メダリスト同士の一騎打ちが繰り広げられる。だが、終盤、鈴木が金華のスプリントについていけず、差を広げられた。金華がアジア新記録をマークして優勝し、鈴木は2位でゴールした。

「魅せるレースはできた」


試合後、鈴木は「魅せるレースはできた」と自己評価する一方、「スプリント力が自分にあるわけではない。まだまだ足りない部分ってすごく多い」と反省。今後については「色々な試行錯誤をし、考えながら計画を立てて4年後に向けてやっていきたい」と前を向いた。

歴史ある大分国際車いすマラソンについては、「沿道で温かい声援を送っていただける素晴らしい大会」と地元の後押しに感謝していた。

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