2025/10/27

ビーチバレーボール部 2025シーズン激闘を終えて


4月27日に開幕したジャパンビーチバレーボールツアーは10月25日.26日に開催された第9戦松山大会を持って幕を閉じた。新体制で挑んだ今シーズン、選手たちにとってどんなシーズンだったのだろうか。

シーズン前半は国際大会、後半は国内大会に軸足を置いてきたマルキナシムと安達龍一。惜しいところでゲームを落としてきたマルキは「試合内容はよくてもフルセットゲームや最終日を勝ち切れないなどのフィジカル面に課題があった。最後まで戦い抜く力をつけないと頭ひとつ抜けられない」と来季への課題を述べた。

地元・名古屋大会で優勝した安達は「前半戦の反省を活かして後半戦は少しずつ調子が上がっていったシーズンだった。サーブからのブロックやフェイクレシーブ(ブロックにつくふりして下がる)が格段によくなりポイントを取れる場面が増えた」と収穫を口にした。

ウルフドックス名古屋のメンバーとして今月からSVリーグに参戦中の水町泰杜。今季は、第7戦エスコンフィールドHOKKAIDO大会では念願の初優勝。二刀流2年目で着実に成長をみせた。

女子は4年目の山田紗也香がケガから完全復帰。海外遠征を経て秋重若菜と挑んだ全日本選手権では3位をつかみ取った。「試合ができるまでに復帰できたこと、まだ思うようなプレーができない私と組んでくれた若菜に感謝したい」と喜びを爆発させた。

山田とともに表彰台に上がった秋重は、JBVシリーズ碧南大会でオリンピアンの石井美樹とペアを組み、3位に入るなど大器の片鱗を感じさせた。「美樹さんのワンラリーに対する声かけ、精度を全部吸収するつもりでやっていた。新しい価値観と出会えたから勝ち上がれたと思う」とさらなる可能性を切り開いた。

U21日本代表選手として国内大会を参戦してきた森愛唯はブロッカーとして成長中。「ブロック時にしゃがんでから上へ跳ぶのが遅いという課題を克服するためのトレーニングに注力した結果、だんだんと調子が上がってきた」。U21世界選手権では決勝トーナメントに進出し17位で終えた。

全国各地で戦ってきた選手たちを支えてきたのはトヨタの大応援団だ。マルキは「北海道大会からいろいろな部を応援している応援団長さんがきてくださって会場を盛り上げてくれた。これまで応援してくださった碧南工場の皆さんと合わさり、トヨタならではの応援の雰囲気がビーチで生まれ刺激になった」と感謝の言葉を送った。

第9戦 松山大会終了後インタビュー


ジャパンビーチバレーボールツアー成績


Image

2025全日本選手権成績


Image

関連

ビーチバレーボール

,

ビーチバレー

,

ビーチバレーボール部