2025/08/12
8月11日、「WTTチャンピオンズ横浜」の男子シングルス決勝で、トヨタ自動車所属の張本智和が世界王者の王楚欽(中国)を4-2で下し、堂々の優勝を飾った。初の日本開催となった今大会は、張本にとってトヨタ入社後初のワールドツアーであり、高校時代を過ごした横浜での凱旋勝利となった。王楚欽とは過去2勝12敗と大きく負け越していたが、2022年ワールドチーム選手権以来となる勝利をつかみ、3年ぶり2度目のチャンピオンズ制覇を達成。準々決勝では中国の向鵬、準決勝ではアメリカのジャーを撃破するなど、世界トップとの激戦を次々と制した。
2回戦では、50人以上のトヨタ社内応援団がオリジナルのハリセンとビブスで熱烈な声援を送り、勝利直後に張本が披露した“T”ポーズは、応援団はもちろん、トヨタ社員全員への感謝を込めた即興のジェスチャーだったという。ホームの大声援を背に戦った張本は、今回の優勝で世界ランキング4位から3位に浮上。USスマッシュ決勝での雪辱を果たし、王者を打ち破ったこの勝利は、日本卓球界にとっても大きな意味を持つ一戦となった。
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