2025/09/23

二刀流・水町泰杜 ビーチバレーボール2年目を振り返る


水町泰杜のビーチバレーボール2シーズン目の最終戦となった

「ジャパンツアー第8戦名古屋大会」。

ホームの大歓声を全身に受けながら、決勝戦へ進出。

ジャパンツアー連覇を狙ったものの惜しくも敗れ準優勝に終わった。

大会前に昨年の試合映像を見返したという水町。

「なんだこれは!?と思いました(笑)。1年前の自分をイライラしながら見ていたんですけど、この5ヵ月間いろいろな経験してきたので成長していると思う」と語っていた。

その言葉どおり、ビーチバレー特有の砂、風に慣れ、技術的にレベルアップした姿があった。

その一つは水町の最大の武器であるジャンプサーブ。

シーズン当初「まだ感覚を掴めていない」と話していたが、8月のビーチバレージャパンでは「トスの上げ方や身体の使い方など、ビーチに合わせたジャンプサーブが打てるようになってきた」と手ごたえを掴み始め、風を味方につけた水町のジャンプサーブは鋭い軌道を描き、コートに突き刺さった。

もう一つは、昨年から課題にあげていたレシーブ。

ボールが来る前に身体が動いてしまいがちだったが「歩幅を変えたり自分に合うカタチを探って、最近は明らかにタッチできるボールが増えて自信もついてきた」と言う。

これまで組んできた黒澤孝太(明治大学)、Thomas Hartles(ニュージーランド)らタイプの異なるブロッカーの動きに合わせ、その背後でボールの下へ瞬時に移動。すぐさま起き上がり、強烈なスパイクを相手コートへ叩きこんでいった。

それが勝利の方程式として定着し「ビーチバレージャパン」準優勝や「ジャパンツアー第7戦北海道大会」の優勝に繋がった。

そのシーズンをずっと見守り続けてきたのは、水町自身が大切にしている大勢のファン。

「ビーチバレーボール界が盛り上がるように行動してきて、人を連れてくるという第一段階はクリアできたと思っています。今後は屋根をつけるとか、快適に試合が見られるような環境が整っていくことが理想。そのためにはビーチバレーボールが人気になって、いろんな方の力を借りられる競技になっていけばいいですね」

"ビーチバレーボールをメジャーにしたい"

水町泰杜の一途な想いは、また来シーズンに続く。

試合後インタビュー


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