2023/07/12
7月7日のトヨタイムズスポーツは、TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ(通称ラリチャレ)を特集した。入門者向けラリーとしての注目のラリチャレには、おなじみのヤリスや86のほか、アッと驚く意外なクルマが参加している。また、開催地の魅力を発見する「ラリーツーリズム」を探るべく、グルメリポートもあるなどお昼らしい放送となった。
森田京之介キャスターが訪れたのは、7月2日に群馬県の渋川市伊香保で行われたラリチャレ第5戦。88台が出場し、クルマはGRヤリス、86、ヴィッツ、アクアなど。年季の入ったスターレットや、アルテッツア、コペン、クラウン、ハイエースの姿も見られる。
6つのスペシャルステージ(SS)を走ったタイムを競い、SSの合計距離は16.9km。リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は98.5kmで、WRCのラリージャパンと比べると約10分の1だ。
全日本ラリーで活躍する勝田範彦選手は、松井選手を助手席からナビゲートするコ・ドライバーとして搭乗。群馬がスバルのお膝元という縁で、S耐でスバルBRZに乗る山内英輝選手は、オフィシャルカーの役目を果たしていた。
ラリーは各車両が1分おきにスタート。SS1での小倉選手、佐々木選手の走りは25:51から!
渋川は人気漫画「頭文字D(イニシャルD)」の舞台として知られ、聖地巡礼する観光客も多い。伊香保温泉の石段街では、コラボしたのぼりでラリチャレをPR。渋川スカイランドパークには、頭文字D仕様のSPRINTERTRUENO、バッテリーEVのCOROLLALEVIN、水素エンジンのSPRINTERTRUENOが展示され、人気を集めていた。
ラリーツーリズムにはグルメも欠かせない。SSの合間の昼休みには、森田キャスターは日本3大うどんの一つ「水沢うどん」を食べるため、うどん店が立ち並ぶ「水沢うどん街道」へ。トヨタイムズらしからぬ食リポは37:09から。
6つのステージのうち、SS3とSS6は渋川スカイランドパーク内を走り、348mと非常に短い特殊なコース。普段はゴーカートが走る道で、観戦可能なギャラリーSSとなっている。
この日のトリを飾ったのが、トヨタ車体のチームのハイエース。狭い道を駆け抜けるシーンは45:54から!
藤澤隆監督は「商用車は乗用車と比べてさらに厳しい耐久性が求められます。一生懸命頑張って盛り上げにも貢献し、ヒトづくり、いいクルマづくりに役立てていきたいと思っています」と話していた。
総合優勝は、番組も注目していた佐々木雅弘選手。もう1人、ビギナー代表として追いかけていたフィギュアスケート元日本代表の小塚崇彦さんは、緊張しながらも無事に完走した。
「ヒリヒリする感じが連続してくる感じが、(フィギュアの)プログラムと似ていて」とラリーを楽しんでいた小塚さん。生放送中もチャットで「ライン取りに正解がなくて、面白かったです」と感想を述べ、コメント力は成長を続けているようだ。
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,ラリチャレ・全日本ラリー