2023/09/20
9月15日のトヨタイムズスポーツは、モータースポーツの緊急特集。全日本ラリー選手権に続いて、WEC(世界耐久選手権)の富士6時間レース、ギリシャでのWRC(世界ラリー選手権)と、トヨタ勢が1日で3つの1-2フィニッシュという快挙を達成。世界と日本のモータースポーツがつながった1日を、現地からの映像とともに一気に駆け巡った。
世界のさまざまな場所でモータースポーツの決勝が行われた9月10日。TOYOTAGAZOORacing(TGR)による1位2位独占の口火を切ったのは、全日本ラリー選手権の第7戦・ラリー北海道だった。
TGRワールドラリーチームで代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラ選手がスポット参戦し、注目を集めたラリー。トヨタイムズも現地に富川悠太キャスターと森田京之介キャスターを配し、トランスポーター内のスタジオから2日間で10時間以上の生放送を行った。
結果は、ラトバラ選手とユホ・ハンニネン選手のペアが12のSS(スペシャルステージ)の内11でトップに立ち、見事に優勝。デモランでも、WRCで世界チャンピオンを4度獲得したレジェンド、ユハ・カンクネンさんが衰えぬテクニックを披露し、国内でもWRCの風が感じられる一戦となった。生中継のポイントを約12分に凝縮したダイジェスト映像は14:58から。
出場ドライバーに匹敵する縦横無尽の活躍を見せたのがモリゾウ(豊田会長)。大会随一の見どころでもあるSSRIKUBETSULONGのデモランでは、WRCを走るGRYARISRALLY1HYBRIDでダイナミックな走行を披露し、降雨後のSSIKEDAのデモランでは観客を助手席に乗せて“どろんこ遊び"を楽しみ、大会のスタート、スタジオ出演のほか、ステージを終えたラトバラ選手へのインタビュアーもこなしていた。
1日目のデモランの後には、サインや記念撮影でファンと交流し、地元青年団が出店していた焼きそばをカンクネンさんと一緒に堪能するシーンも。今回の放送中にも「青年部の金髪です!最高の思い出をありがとうございました」というチャットが寄せられた。来年は唐揚げ付きの「モリゾウセット」が販売される可能性も!
同じ日に最終日を迎えたWRC第10戦のアクロポリス・ラリー・ギリシャ。ラトバラ代表がチームを留守にしていたが、カッレ・ロバンペラ選手は「彼の穴をカバーしなくちゃいけないけど、北海道を楽しんで」、セバスチャン・オジエ選手は「Rally2の実力を見せてくれることを願っています」と、絆の強さを感じさせる。
過酷とされるギリシャのコースは、雨でさらにタフなコンディションに。結果はロバンペラ選手が今シーズン3勝目を挙げ、エルフィン・エバンス選手が2位。激しく揺れる車内で、ロバンペラ選手の真剣な眼差しが印象的なダイジェストは35:04から。
ワークス外で出場の勝田貴元選手も、北海道での父・範彦選手に続く活躍を見せ、11月16日のラリー・ジャパンに向けて期待が膨らむ。
富士スピードウェイではWEC唯一の日本ラウンド、第6戦の富士6時間レースが行われた。チーム代表の小林可夢偉選手らが乗る7号車が1位でフィニッシュ。平川亮選手らが乗る8号車が続き、TGRチームは最終戦を待たずしてマニファクチャラーズチャンピオンを決めた。レースのダイジェストと可夢偉代表のインタビューは39:36から。
レース前、ドライバーたちはラリー北海道やギリシャのWRCを走る仲間たちに応援メッセージを送っていた。決勝の後にも、祝福のメッセージに続いてチーム全員で「ワンチームジャンボ!」。カテゴリーを越えたワンチームの力を見せつけた。
番組の冒頭では、9月10日に行われたもう1つのビッグイベント「とよたスポーツフェスティバル」を紹介。豊田市や中京大学などによる産学官連携で開催された模様を、ソフトボール元日本代表の長﨑望未さんがリポートした。
パラ陸上の佐藤圭太選手や石田駆選手らによるトークショーでは、円盤投の湯上剛輝選手がおなじみの「パワー!」のポーズ。ソフトボールやバスケットボールの体験コーナーでは、指導してくれるのがメダリストという豪華さだった。
フィギュアスケートの宇野昌磨選手や新体操の竹中七海選手もスゴ技を披露。アーチェリーの武藤弘樹選手が見事に的を撃ち抜いた直後に、ボッチャの体験で頭を抱え込んでいるシーンも楽しそうだ。そんなイベントの様子は3:47から。
豊田章男
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