2023/07/19
今年も東京ドームで開幕した都市対抗野球。2016年以来の優勝を目指す硬式野球部レッドクルーザーズは、1回戦のHonda戦を5-1と快勝。2回戦は7月20日(木)午前10時から、前年の覇者ENEOSとの大一番に臨む。トヨタイムズスポーツでは、今後も勝ち進むチームの試合を生中継していく予定。初戦前日の14日に配信された通常放送では、選手の体格も能力も一回り大きく成長したレッドクルーザーズの強さを“見える化"した。活躍が期待される選手を予習して、応援のパワーを高めよう!
自動車メーカー対決が話題となった7月15日のHondaとの一戦は、両軍のイメージカラーである赤でドームのスタンドが染まった。1回表、10年連続出場で表彰を受けたばかりの多木裕史選手が、2アウト1、2塁からタイムリー2塁打を放ち、2点を先制。
圧巻のピッチングを見せたのがエースの嘉陽宗一郎投手。抜群の制球力でHonda打線に隙を与えず、放送席も安心して見守っていた。解説していた硬式野球部OBで元中日ドラゴンズの吉見一起さんは、プロでも通用すると太鼓判を押していた。
3回には和田佳大選手のタイムリーなどで2点を追加、6回にも多木選手が犠牲フライを放ち計5得点。チーム目標としていた5点を獲ることができた。また、嘉陽投手は9回に1点を失ったが、被安打5、10奪三振で完投勝利を挙げた。
昨年の日本選手権制覇の立役者でMVPの嘉陽投手は「周りに流されないところ」。成長著しい松本健吾投手は、マウンドやベンチからの「声」。大ベテランの佐竹功年投手は「もうすぐ30代からはみ出る」。俊足が持ち味の八木健太郎は「長打力」という結果に。4人の意気込みを含めたインタビューは15:38から。
スタジオでは、ゲストでOBの竹内大助さんが「明日以降の(生中継の)解説でも、いろんなはみ出しポイントを作っていこうと思っています」と宣言した。今年も竹内さんの「助助助」のキレは良さそうだ。
藤原航平監督へのインタビューでは、今年の得点プランが昨年よりも多い「1試合5点以上」であることが明らかに。目指すのが「1イニング複数得点」で、必要なのは「長打を増やす」。そのために「打球速度を上げる」ことに取り組んでいるという。なお、15日の試合では、複数得点で5点を獲得!
その証拠に、主軸選手の平均打球速度は時速10km以上も上がっている。たとえば八木選手は6年目だが、公式戦で今年初めてホームランを打ち、既に3本を記録した。打球速度と長打の関係については、「バレルゾーン」というワードに注目していただきたい。
森田京之介キャスターは「選手それぞれが自分の目標を決めて、そのアプローチは自分で考える。根拠に基づいた多様なチャレンジが、取材の中で見えてきて。このチーム強いんじゃないかと感じました」と語り、トヨタのクルマづくりとの共通点についても述べた。
個々のアプローチの例が、2年目の福井章吾選手の食事。草場昭宏トレーナーのアドバイスを受けて、長打力につながる身体づくりのために、昼食は自分で弁当を用意するようになった。松本投手らの分も作っているそうで、その意識の高さには驚かされる。弁当箱をどちらが洗っているのかも気になるインタビューは34:22から。
選手の身体が以前と比べて大きくなったのに視聴者が気づくほど、チーム全体のレベルアップは明らか。あと4試合を勝ち抜いて優勝するのに必要なのは、応援の力での後押しだ!
トヨタイムズスポーツは2回戦のENEOS戦も、7月20日9:45からYouTubeで生中継を行う。日本選手権の準決勝では1-0でサヨナラ勝ちした相手で、今回も緊迫した試合が予想される。視聴できる方もそうでない方も大きな声援を送ろう!
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