2024/01/26
1月26日、トヨタイムズスポーツの緊急生配信に出演した硬式野球部レッドクルーザーズの佐竹功年。今年の都市対抗を最後に現役を引退すると表明した。
社会人野球における二大大会、日本選手権優勝は6回、都市対抗優勝は2回。それぞれでMVPや最優秀選手賞を受賞し、チームを日本一に導いてきた。19年目のシーズンを迎え、その集大成として今年最後の都市対抗で自身初の「連覇」に挑戦することになる。
都市対抗野球にとって連覇は高い壁だ。2000年代に入ってからは、1チームしか成し遂げていない。前年優勝チームに対するマークが厳しいことに加え、地区予選免除で試合間隔が空くことによる調整の難しさ、都市対抗名物の補強選手がいないことなどが要因として挙げられる。昨年の優勝に大きく貢献した松本健吾と補強選手がいないことを踏まえると、連覇に向けて佐竹の力は不可欠だ。有終の美を飾るに申し分ない舞台が夏に控えている。
トヨタアスリートのみんなのお父さん、豊田章男会長との絆も強い。番組内で紹介した「引退報告の電話」は、こんな会話で始まっていた。
佐竹:もしもし佐竹です
豊田:豊田です
佐竹:会長、お久しぶりです、ご無沙汰しています
豊田:戦力外通告されたんだって?(笑)
佐竹:そうです。肩叩かれました。お前は要らないって(笑)
豊田:要らないって言われたの?「誰にもの言ってんだ!」って言い返した?(笑)
佐竹:言わないです(笑)
豊田:言えよー(笑)
会長も、佐竹の「自分で辞めますとは言わない」という引き際への思いを知った上での会話である。その後、佐竹は、豊田の社長在任と自身の現役期間が重なることを引き合いに、オートサロンでのモリゾウの言葉を借りて「僕も野球好きのおじさんに戻ります」と告げた。
硬式野球部
,レッドクルーザーズ
,野球